ドコモから格安SIMに乗り換える5ステップ

長年、ドコモを使っているけれど毎月の料金を抑えられる格安SIMに乗り換えたい、という人が増えています。

でも、乗り換える方法がまだよくわからないという人もいます。そこで今回は、ドコモから格安SIMへ乗り換える手順についてシェアします。

初めて格安SIMに乗り換える初心者の方でも、簡単にできる5ステップです。

格安SIMを使う人が急増中

「格安SIM(別名MVNO」という言葉を聞いたことはあると思います。

簡単に言うと、安いSIMカードのことで、毎月の利用料金を大幅に抑えられる今大注目のサービスです。

2018年3月の調査によると、ドコモ、au、 ソフトバンクなどキャリアを利用している人は82.6%、前回の調査から3.1%減少していることがわかっています。
参照元:「2018年3月格安SIMサービスの利用動向調査」https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1700.html

それに対して、格安SIMは10.1%(ワイモバイル3.8%)、合計すると13.9%です。

前回から実に3.1%増えており、年々そのシェア率は上がっています。

この数字だけだと「そこまでシェア率は高くないんじゃない?」と思うかもしれませんが、認知度約90%からその注目度の高さがわかります。

少し前まで「格安SIMは安いけど、サポートが不十分」など、興味はあっても実際に乗り換えるまでは至らなかったという人は多かったですが、最近では、専用のショップを設けたり、ユーザーサポートにもかなり力を入れているので格安SIMならではの悩みも徐々に解消されています。

ちなみに、格安SIMをメインで使っている人は「楽天モバイル」が22.2%、その次に「mineo」14.3%、音声通話対応プランは65.3%、データ専用プラン34.7%となり前回から音声通話プランは8.8%も増加しています。

では、ドコモから乗り換える具体的な手順について解説します。

ステップその1:ドコモを解約する

まず、今使っているドコモを解約するのですが、解約するにあたりいくつか注意点があります。

・2年縛り
ドコモなどキャリアでは、基本的に「2年縛り」があります。

これは、その名前の通り「2年間」使うことを前提にした契約で、解約更新月以外に解約すると10,000円ほどの違約金がかかります。

2年以内に解約する場合はもちろん、2年契約が終わった違約金がかからない1~2ヶ月の更新月以外の解約でも違約金がかかります。

もし、格安SIMへの乗り換えを検討しているなら自分の2年縛りの状況を確認して、もしあと数ヶ月で更新月があるなど違約金なしで解約できるタイミングがあるのなら、少し待った方がいいかもしれません。

・端末購入サポート→注意!
ドコモには、継続契約を条件に端末代金の一部を負担してくれる「端末代金サポート」というものがあります。

これは、高額なスマートフォン代金をサポートしてくれるもので、ユーザーにとってありがたいサービスです。

ただ、購入日から13ヶ月目までの機種変更や指定プランからの変更や解約によって、最大で5万円の解除金がかかります。解約金は機種によって異なりますが端末購入時の割引額を変換するので、かなりの金額になることは間違えないでしょう。

要するに、一度スマートフォンを購入すると最低でも13ヶ月は使い続けなければいけないということになり、最近ドコモを契約したという人は注意してください。

また、この「端末代金サポート」と「2年縛り」は別で同時に適用されます。

そのため、もし加入期間がずれるとどのタイミングでも解約金が発生することになり、「2年縛りの罠」と揶揄されています。

この2つを混合している人がとても多く、いざ解約しようとした時に思わぬ展開になることがあるので今のうちにしっかり理解しておきましょう。

・端末代の支払い状況
ドコモとの契約時に一括で支払っている人は、心配無用です。

ただ、もし解約する際に、端末代金が残っているなら引き続き払わなければいけません。

この3つを踏まえると、2年縛りが終わった更新月に解約するのがベストなタイミングと言えます。

ステップその2:格安SIMを選ぶ

利用する格安SIM、そしてプランを決めます。

ドコモの端末ならドコモ回線の格安SIMが多いので、SIMロック解除をしなくても利用可能です。ただ、どうしてもau回線やソフトバンク回線の格安SIMを使いたいという場合は、事前にSIMロック解除を行います。

たくさんありすぎて選べないという場合は、実績・口コミを基準にするといいです。

そして、プランですが、まず「音声通話対応SIM」か「データ専用SIM」どちらにするか選択します。

データ容量は各社1GB~20GBなど、豊富なプランを用意しているので、ドコモで使っていたデータ通信量を目安にして、あとは必要に応じてオプションを追加します。

利用するSIMが決まれば、インターネットや家電量販店で購入します。

・動作確認済みかチェック
各格安SIMの公式ホームページに、どのスマートフォンで動作確認が取れているか一覧表があるので契約する前に必ず確認してください。

SNS上で「動作確認されていない端末で使えた!」などの情報がたまにありますが、確証ではないので公式発表を待ちたいです。

ステップその3:MNP予約番号を取得

ドコモから電話番号を引き継ぐ場合は、MNP(ナンバーポータビリティー)の手続きを行います。

ドコモでは、「インターネット」、「電話」、「ドコモショップ」の3つの方法でMNP取得が可能です。

MNP予約番号の有効期限は、予約申込日を含めて15日間です。

ステップその4:ドコモを解約

MNPを利用する人は、格安SIMへの乗り換えが完了した時点でドコモとの契約が終わります。そのため、ここではMNPを利用しない人。

解約は、ドコモショップにて行います。

ステップその5:SIMの設定→利用開始

手元にある格安SIMをスマートフォン本体に挿入して設定を行います。

MNPを転出する場合は、クレジットカード、本人確認書類、MNP予約番号の3点を用意してください。

具体的な設定は2つ。

・APN設定
インターネットを使うには、「APN設定」が必要です。
格安SIMの公式ホームページに、APN設定方法が記載されています。

・Eメールアドレス
格安SIMには、基本的にキャリアメールに該当するサービスはありません。
そのため、もしEメールが欲しい場合はGmailやYahoo!などフリーメールで代用します。

格安SIMで快適なスマホライフを

今回は、ドコモから格安SIMへの乗り換えについてでした。

解約する上で、解約金などいくつか注意したいことはありますが、今回紹介した5つのステップ通りにやれば全然難しくありません。

では、格安SIMで快適なスマホライフを送りましょう。