後悔したくない!格安SIMのメリットとデメリット
前回の記事で、格安SIMがどのようなサービスなのか紹介しました。
でも、まだよくわからないという人のために、今回は格安SIMのメリットとデメリットについて解説します。
どんな特徴があって、キャリアとは何が違うのか、など格安SIMを総合的に理解することで、あなたに最高の格安SIMが見つかるでしょう。
デメリットをちゃんと知っておく
結論から言って、スマートフォンを持っている人は格安SIMに乗り換えた方がいいです。
それは、格安SIMの安さだけじゃなく、キャリアのサービスと費用両方を考慮して、本当にそこまで支払う価値があるのか疑問だからです。
そうは言っても、格安SIMにはメリットしかないのかと言うと決してそうではありません。格安SIMにするデメリットもいくつかあるので、メリットとデメリットをちゃんと把握しておくことが大切です。
また、自分の使用用途を考えて、本当に格安SIMが必要なのか知るのもとても大切です。
格安SIMのメリット
まずは、メリットから見ていきます。
メリットその1:月額料金が大幅に下がる
「格安」と言うことだけあって、やはり料金を抑えられるのが一番のメリット。
キャリアの平均的な月額料金は、7,000円~8,000円と言われており、1年にすると84,000円~96,000円支払っていることになります。また、毎月、10,000円以上支払っている人なら、なんと年間で120,000円にも…。
これは1人の料金なので、もし4人家族なら単純に33,6000円~になり、かなり大きな出費です。
それに比べて、格安SIMの平均月額料金は2,000円~3,000円とされており、キャリアの半分以下に抑えることが可能です。
これは、あくまでも平均なので、選ぶ格安SIM会社やプランによってさらに料金を抑えることも十分できます。
月額料金を抑えられるのが、格安SIMの一番大きな特徴で、一番のメリットです。
メリットその2:最低利用期間がない
読者の皆さんは、キャリアと契約した際、2年間のようなある一定の契約期間がありませんでしたか?
2年のうちに解約すると高額な解約金がかかるので、他社に乗り換えたいけれど、解約金のせいでなかなか乗り換えられないという人も少なくありません。
この契約期間を、「2年縛り」と呼び、キャリアでは基本的にこの2年縛りがあります。
また、たとえ2年契約が満了しても、1ヶ月や2ヶ月という数ヶ月の間に解約しなければ、再度、自動的に2年縛りが始まります。
この更新月に解約すれば解約金はかかりませんが、意外と知らない人が多いのでユーザーから不満の声が上がっています。
格安SIMでは、データ専用SIMの場合、基本的に2年縛りのような最低利用期間はなく音声通話対応SIMであっても、1年間の最低利用期間しかないので、その後は解約金なしで自由に乗り換えが可能です。
契約の縛りが少ないので、気軽に乗り換えられます。
メリットその3:月額料金はずっと同じ
格安SIMでは、一度スマートフォンを購入すると、その後、基本的に月額料金に変動はありません。
キャリアでは、新しいスマートフォンを買うと最初の頃はいろいろな割引が適用されますが、2年経過すると月額料金が大きく跳ね上がります。
2年ごとに新しいスマートフォンに乗り換えるならいいかもしれませんが、スマートフォンは高性能なのでだいたい2年以上使えます。
また、スマートフォンは安くないので、頻繁に乗り換えているとそれだけで費用がかかります。
格安SIMでは、キャリアのように複雑な割引がないため、基本的に最初に契約した料金がそのままずっと続きます。
格安SIMのデメリット
ここから格安SIMのデメリットについてです。
デメリットその1:通信速度が遅くなることがある
格安SIMは、キャリアと比較して通信速度が遅いです。
特に、ネットワーク回線の混み合う朝通勤時や夜などにこの差が顕著に現れます。
これは、キャリアの回線を借りている格安SIMのサービス体系が影響しており、格安SIMによっては、そのような特定の時間帯に使い物にならないくらい遅くなるものもあります。
格安SIM各社が公表している通信速度よりも、実際に使っているユーザーの声を参考にしたいです。
デメリットその2:スマートフォンを購入する必要がある
格安SIMの大きなデメリットとして、最初にスマートフォンを購入しなければいけないということです。
これは、全ての人ではなくあくまでもスマートフォンを持っていない人で、キャリアのスマートフォンを持っている人なら、基本的にはそれを使えば問題ないでしょう。
スマートフォンは、どんなに安くてもある程度の性能が必要なので、ただ安いだけのものには注意したいです。
デメリットその3:通話料金が高い
「LINEの通話しかしない」という人はいいですが、電話番号を使って通話する人は、格安SIMだと割高になるかもしれません。
格安SIMの通話料金は、一般的に20円/30秒で、10分電話をするだけでも400円です。
ただ、普段、私たちは1日でどのくらいの通話をしているでしょうか。
これは意外に思うかもしれませんが、総務省が発表したデータによると、日本人の平均的な1日当りの通話回数は0.9回、通話時間はたった2分16秒ということがわかっています。
格安SIMには、月額800円くらいで5分や10分かけ放題のプランが利用できるので、うまく活用すれば節約になります。
デメリットその4:キャリアメールが使えない
格安SIMの最大のデメリットは、このキャリアメールに関することです。
キャリアと契約している時は、「docomo.ne.jp」などキャリアメールが使えましたが、格安SIMでは、ドコモ系でもキャリメールは使えません。
キャリア時代に、このキャリアメールをよく使っていたいう人は、格安SIMに乗り換えることでかなり不便を感じるかもしれません。
ただ、Gmailなどのフリーメールを使うことで十分代用できます。
また、最近になって、格安SIMでもキャリアメール相当のメールサービスが使えるところもあるので、そこまで影響はないかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?格安SIMには、メリットもあればデメリットもあります。
購入してから後悔しても遅いので、今のうちにしっかり把握しておきましょう。