格安SIMのバースト機能とは?そのメリットやおすすめ格安SIM

速度制限にかかるとまともにインターネットができないので、かなりストレスになります。

翌月に速度制限が解除されるまで待たなければいけなません。

でも、もし速度制限になってしまっても役に立つのが今回紹介する「バースト機能」です。

バースト機能とは

バースト機能の「バースト」は、英語で「burst」(勢いのよく出る)という意味で “勢いよく” 通信ができるという機能です。

低速時など遅い速度の時の最初から一定量だけ、高速通信が可能なので最初の読み込みが速くなります。具体的には、通信開始から75KBだけ高速通信になります。

このバースト機能のおかげで、通常のWebページ(Yahooなど)の読み込みに何十秒かかるところを一瞬だけ高速通信になるので、ダウンロード時間が短縮されます。

このバースト機能は、通信時に自動的にONになるので動画視聴などでも使えますが、個人的に特に恩恵を受けるのはWebページの読み込みだと思っています。

ちょっとした調べものなど日常生活でよく使うネットサーフィンだからこそ、最初の高速通信は非常にありがたい機能です。

バースト機能は全ての格安SIMにあるわけではない

速度制限を設けている格安SIMは多いですが、全ての格安SIMがこのバースト機能が搭載されているわけではありません。

というのも、公式にバースト機能の有無を発表しているところもあれば、公式発表をしていないところなどいろいろあるからです。

ここからは、バースト機能がついている格安SIMについて紹介します。

リペアSIM

iPhoneユーザーにお勧め「リペアSIM」。

iPhoneユーザーに特化したタイプの格安SIMメーカーです。

リペアSIMには「バースト機能」が有ります。

リペアSIMは、余ったデータ容量を翌月に繰越せられるので、便利です。

低速通信になってしまっても、バースト機能があればちょっとしたネットサーフィンはできるので、動画などの高速通信が必要な時に大変助かります。

リペアSIMには、1GB~20GBまでの豊富なプランが用意されており、ドコモ回線だけじゃなくソフトバンク回線のプランもあります。(auはSIMロック解除すれば使用可能です。)

この格安SIMの最大の特徴は、万が一iPhoneが壊れてしまった時にも、修理代金のキャッシュバックが行われるポイントです。
バッテリー交換もキャッシュバックの対象となりますので、中古のiPhoneを活用したい方は、リペアSIMはベストな選択かもしれません。

また、リペアSIMには10分の通話が何度でもかけられる「かけ放題」オプションがありますので、電話代の節約に加入するといいです。

他社からの乗り換えなどiPhoneユーザーにおすすめしたい一枚です。

IIJmio

格安SIMの老舗的存在「IIJmio」。

安心した通信品質に知名度と多くのユーザーから愛される人気格安SIMです。

IIJmioの低速通信は、200Kbpsとキャリアの低速通信時(128Kbps)よりも速く、バースト機能もあるのであまりでストレスは感じないでしょう。

ドコモでは速度制限を解除するには、2GBごとに2,700円の低速通信解除料金が必要なので、それを考えるとバースト機能はとてもありがたいです。

また、IIJmioでは余ったデータ容量を翌月に繰越せられるので、高速通信容量の節約になります。

低速通信でもバースト機能があればちょっとしたネットサーフィンはできるので、YouTubeなど高速通信が必要な時に備えて賢く節約したいです。

IIJmioには、3GB~12GBまでの豊富なプランが用意されており、ドコモ回線だけじゃなくau回線のプランもあります。

初期費用として、両タイプとも3,000円かかり、SIMカード発行料はタイプD(ドコモ回線)で394円、タイプA(au回線)で406円と若干違うのも覚えておきましょう。

また、タイプDではSMSの月額基本料金が140円かかるのに対して、タイプAでは標準で利用できるのも嬉しいです。

その他、もし短い電話をよくする人は3分・10分の通話が何度でもかけられる「かけ放題」オプションに加入するといいです。

プランやサービスの品質を考えると初めて格安SIMに乗り換える人だけじゃなく、他社からの乗り換えなど全ての人におすすめしたい一枚。

DMMモバイル

IIJmioの回線を借りてサービスを行う「DMMモバイル」は、プランやサービス面でIIJmioと似ています。

ただ、業界最安値を謳うDMMモバイルでは、安さに絶対的な自信があります。

DMMモバイルでは、データ専用SIM、音声通話対応SIMともに1GB~20GBまで非常に多くのデータ容量があり、高速通信は使えませんが毎月たったの440円の「ライトプラン」もとても人気です。
高速通信時は通信制限はありませんが、200Kbpsの低速通信時では3日間の通信量の合計が366MBを超えると速度が制限されることがあります。

DMMモバイルにも、余ったデータ容量を翌月に繰り越せる機能、10分かけ放題オプションなどがあります。

最近の格安SIMのトレンドとして、「LINE」、「Twitter」、「Facebook」など主要SNSの通信がカウントされない「カウントフリー」というものがあり、DMMモバイルにも月額525円で「SNSフリー」が利用できます。

対象アプリ
・LINE
・Twitter
・Facebook
・Facebook Messenger
・Instagram

テキストだけじゃなく、スタンプや画像・動画の送受信もできて、この値段はかなり価値があります。

OCNモバイルONE

利用者の多い「OCNモバイルONE」のバースト機能は、150KBに設定されておりIIJmioのバーストされる容量の実に2倍です。

日次プランのあるOCNモバイルONEでは、1日に使える高速通信容量が少ないため速度制限にかかることが多く、バースト機能が追加されたのは最近のシェア率の拡大にも影響しているのかもしれません。

特別な設定やオプションへの加入は必要なく、必要時に自動的にバースト機能がONになります。

また、Androidには専用アプリ「OCNモバイルONEアプリ」があり、高速通信のON/OFFが簡単に切り替えられるのも嬉しいです。

しかも、7月23日まで6種類の音楽配信サービスが使い放題のカウントフリー機能「MUSICカウントフリー」がトライヤル期間中で無料で利用可能です。

興味がある人はぜひ利用してみてください。

対象サービス
・AWA
・Google Play Music
・Spotify
・dヒッツ
・ひかりTVミュージック
・レコチョクBest

NifMo

最後に、ドコモ回線の「NifMo」。

NifMoのバースト機能は、OCNモバイルONEと同じ150KBまでの高速通信が可能で実行速度も速いと評判です。

プランは、1.1GB、3GB、7GB、そして13GBの4種類から選べ、直近1日間で3GBプランなら650MB、7GBプランなら1,500MB、10GBプランは2,800MB以上使うと速度制限がかかります。
その他、追加料金なしの公衆Wi-Fiサービスや10分かけ放題オプションもあります。

プラン自体は4つだけですが、7GBプランは業界でもかなり安いのでそれくらいのデータ容量を検討している人は、ぜひ選択肢に入れてみてください。

まとめ

今回は、バースト機能についてでした。

iPhoneユーザーには、「リペアSIM」がお勧めの1枚です。