2014年に発売された「iPhone6」。発売から早くも4年目を迎えますが、まだ現役で使っている人も多いでしょう。

今回は、そんなiPhone6ユーザーのために、格安SIMを使う方法について解説します。

iPhone6で格安SIMは使えるのか

結論として、ソフトバンク版iPhone6で格安SIMは使えるのかについて、答えは「Yes & No」です。

iPhone6の端末代をすでに支払い終えて、毎月の料金を抑えるために格安SIMに乗り換えたいという人は多いかもしれません。

ソフトバンク版iPhone6では、全てではないものの、一部の格安SIMであれば問題なく使えます。その一部というのは、ソフトバンク回線の格安SIMです。

以前まで、ソフトバンク回線を利用した格安SIMサービスはありませんでしたが、最近になり、リペアSIM（ギア）や、b-mobile（日本通信）などいくつかあります。

iPhone8やiPhoneXなどであれば、キャリアにSIMロック解除をしてもらえばどの格安SIMでも使えるようになります。ただ、この「SIMロック解除」に対応していないのが、iPhone6なのです。

要するに、iPhone6は公式にSIMロック解除ができないため、必然的にソフトバンク回線の格安SIM一択になるということです。

少しややこしいですが、ここからさらに詳しく解説します。

ソフトバンク版iPhoneのSIMロック解除条件

「自分のiPhoneはSIMロック解除に対応しているのか」と疑問に思うかもしれません。まずは、ソフトバンク版iPhoneのSIMロック解除の条件を整理します。

ソフトバンク版iPhoneのSIMロック解除の条件、「2015年5月以降に発売されたシリーズ」
iPhoneの場合は、「6s」以降の端末が対象になります。

そのため、iPhone6はSIMロック解除の対象外です。

これが、iPhone6で格安SIMが使えるかに関係しており、意外と知らない人が多いのも事実です。

SIMロック解除ができないiPhone6では、ドコモやauなど他社の格安SIMは使えません。

例えば、iPhone6でドコモ回線の「IIJmio」や「楽天モバイル」は利用不可、au回線の「UQ mobile」なども利用できません。

ということは、格安SIMは使えないってこと？

いいえ、使えるものもあります。これが、「Yes & No」の真意なのです。

「リペアSIM」などソフトバンク回線ならOK

SIMロック解除ができないiPhone6でも、「リペアSIM」や「b-mobile」などソフトバンク回線を利用した格安SIMであれば問題ありません。

現在、ソフトバンク回線を利用した格安SIMはドコモ回線などに比べて少ないものの、約10社ほどあります。

これらの格安SIMなら、SIMカードを挿入するだけで使えます。ちなみに、ソフトバンク版iPhone5sなど以前の端末であっても使用可能です。

ここまでをまとめると、
・ドコモ回線やau回線の格安SIMは使えない
・ソフトバンク回線の格安SIMであればそのまま使える

次は、ソフトバンク版iPhone6で格安SIMに乗り換える手順についてです。

ステップ1：MNP予約番号を取得する

ソフトバンクで使っていた電話番号をそのまま引き継ぎたい場合は、MNP（ナンバーポータビリティー）を利用します。

ソフトバンクショップか電話で申し込み可能なので、忙しいという人は電話をおすすめします。MNP予約番号の有効期限は、15日間です。

ステップ2：クレジットカードを用意する

基本的に、格安SIMはクレジットカードでの支払いになります。格安SIMによっては、デビットカードや銀行振替に対応しているものもありますがかなり稀です。

もし、学生などまだクレジットカードを持っていないという人は、早めに一枚準備しておきましょう。

ステップ3：格安SIMを購入する

自分の使用用途に合わせて、格安SIMを選びます。家電量販店や専用ショップ、オンラインで購入可能です。

初期手数料として、3,000円ほどかかるのも忘れないように。

あと、店頭で購入すればすぐSIMカードをもらえますが、インターネットで申し込む場合はSIMカードが手元に届くまである程度の日数がかかるので計画的に行いましょう。

ステップ4：初期設定する

SIMカードが手元に届いたら、APN設定など利用するための初期設定を行います。

格安SIMの公式ホームページやSIMカードの台紙に詳しく載っているので、各自参照してください。

格安SIMの疑問

最後に、ユーザーが抱える格安SIMの疑問をいくつか紹介します。

・データ専用SIMでもLINEは使える？
090や080の電話番号を使った音声通話に対応していないデータ専用SIMで、無料通話アプリの「LINE」や「Skype」など音声通話はできるのかという質問はよくあります。

答えとして、問題なく使えます。

LINEなど無料通話アプリでは、電話回線ではなくインターネット回線を使っているので、データ専用SIMでも又はSIMカードを契約していなくてもWi-Fiがあれば使用可能です。

ただ、LINEのアカウントなどを取得する場合、電話番号認証（SMS認証も含め）がたまにあるのでその場合は電話番号がないと登録できません。

・MNPは再発行できる？
先ほど紹介したように、MNP予約番号には15日間の有効期限があります。

もし期限を過ぎてしまっても、乗り換えができなくなるということではなく再発行が可能です。

ただし、格安SIMによってはMNP予約番号が〇〇日以上残っていることが条件になっていることがあるので、その際は注意が必要です。

再発行も、ソフトバンクショップか電話にて行います。

まとめ

今回は、ソフトバンク版iPhone6の格安SIMへの乗り換え方法についてでした。

SIMロック解除に対応していないからと格安SIMを諦めないで、選択肢からベストなものを選びたいです。